「空飛ぶ車いす」
車いすが空を飛ぶ?
車いすが空を飛べるのか?と思った方も多いのでは。
実は、公益財団法人日本社会福祉弘済会が支援する
「空飛ぶ車いす支援事業」でアジアで車いすを必要
とする人のために、車いす修繕・寄付事業のことを
指します。
新津工業高校はこの国際福祉支援事業に参加をしています。
国内では、年間5万台以上の壊れた車いすが廃棄されている
という現状があります。
中には、車輪のパンクや軽度な破損状態の車いすもあり、
タイヤ交換や部品クリーニングなど、簡単な修理により、
「再使用できる車いす」がたくさんあります。
その一方で、アジアの発展途上国において車いすは、完全な
個人負担でしかも、高額なため購入できない人々がたくさん
います。
新津工業高校は、工業マイスター科、生産工学科の3年生が
得意とする「ものづくり」の技術で、この活動に参加しています。
タイヤは未舗装路面での使用も考慮して、ノーパンクタイヤに
交換します。
この他に「足置き」の交換や「さび落とし」など、きれいに整備
をして出荷します。
車いすは旅行者がボランティアで手荷物として、アジア各国の
ボランティア機関を通じて現地の方々に届けられます。